ニパウイルス感染症を簡単に。トレーナー目線でできる簡単な対策
最近ニュースで見かける「ニパウイルス感染症」。名前だけ聞くと不安になりますよね。
まずはポイントだけ押さえましょう。
ニパウイルス感染症ってどんな病気?
・コウモリやブタなどの動物
・すでに感染している人
からうつる「人獣共通感染症」です。
主な発生地域はマレーシア、バングラデシュ、インドなど南アジア。日本では、今のところ患者報告はありません。
症状は最初、風邪に少し似ています。
・発熱
・頭痛
・筋肉痛
・のどの痛み
・咳・息苦しさ
などから始まり、重くなると脳炎を起こし、意識障害やけいれんにつながることもあります。致死率は40〜75%と高く、重い感染症です。
どうやってうつる?
主な感染経路はこの3つです。
1.感染した動物との接触
2.コウモリの唾液や尿がついた果物・樹液を口にする
3.患者さんの体液(唾・血液・痰など)への濃厚接触
いわゆる「空気感染」ですぐ世界に広がるタイプではなく、濃厚接触が中心と考えられています。
日本でふつうに生活していて、今すぐニパウイルスを心配する必要は、現時点ではかなり低いと言えます。
パーソナルトレーナーとしてできる“予防の考え方”
ここからは、生理学的な「からだの守り方」の話です。
ニパウイルス“専用”ではなく、感染症全般に強くなるためのベース作りだと思ってください。
① 筋肉を落とさない
筋肉は「動く」だけでなく、免疫細胞の材料になるアミノ酸の“貯金箱”でもあります。
週2〜3回、脚・背中・胸など大きな筋肉を使う筋トレを続けておくと、体調を崩したときの回復力にもつながります。
② やり過ぎない有酸素運動
ウォーキングや軽いジョギングは、
・血流アップ
・体温アップ
につながり、免疫細胞が全身を巡りやすくなります。
目安は「会話できるくらいの強度で20〜40分を週3〜5回」。
いつもヘトヘトになるほど追い込むと、逆に免疫が下がることもあるので注意です。
③ 睡眠で“免疫のメンテナンス”
睡眠中は、免疫の調整やホルモン分泌のリセットが行われています。
・睡眠時間:6〜7時間以上
・就寝目安:24時まで
・寝る30分前からスマホ・強い光は控える
このあたりを意識するだけでも、「風邪をもらいやすい体」からは一歩抜け出せます。
④ 極端な食事制限をしない
免疫細胞が働くには、たんぱく質・ビタミン・ミネラルが必要です。
・体重1kgあたり1.2〜1.6gのたんぱく質
→肉・魚・卵・大豆製品を毎食どれか1品
・色の濃い野菜と果物をプラス
一方で、「サラダだけ」「糖質ゼロ」など極端なダイエットは、筋肉も免疫も一緒に落としてしまいます。
まとめ
・ニパウイルス感染症は致死率の高い感染症だが、主な発生地域は南アジア。日本の日常生活でのリスクは現時点では低い。
・とはいえ、どんな感染症にも負けにくい体づくりは、今からでもできる。
・筋トレ・軽い有酸素運動・睡眠・バランスの良い食事という「当たり前」を積み重ねることが、結果的にいちばん現実的な“予防”になる。
パーソナルトレーナーとしては、ウイルスだけを見るのではなく、「自分のからだの守備力をどこまで上げておけるか」という視点を、これからも大事にしたいと考えています。




